English For Academic Purposes — 先生方の声

Pearson's English for Academic Purposes

Using “Longman Academic Reading Series 4: Reading Skills for College”

岡山大学 基幹教育センター 五十嵐 潤美先生

Longman Academic Reading Series 4: Reading Skills for Collegeを2015年に大学二回生のリーディングクラスで使用しました。大学生が必要とするアカデミックリーディングスキルを教えるのに適したテキストブックだと思います。一般的なリーディング教材は学生の興味を引き付けるようなオンライン記事やメール文書などが含まれていて、楽しく学ぶ工夫はあるのですが、アカデミック英語からは少し離れます。それに対し、このテキストのリーディングは、大学生なら教養課程の中で読んでおくべき学者や思想家、芸術家の著作から抜粋されています。例えば Margaret Mead, Susan Sontag, Leo Tolstoy, Eric Kandel, Jared Diamond, E.M.Forster, Sigmund Freud, Stephen Jay Gould, Amitav Ghosh, Hannah Arendtなど分野も偏りがありません。

彼らの著作に英語テキストの中で触れておくことは学生にとって多くのメリットがあります。

第一に、これらの著者の本はほとんどが日本語で翻訳出版されており、日本の学生たちは大学の一般教養や専門科目の授業の中で、これらの名前に触れる機会が必ずあるでしょう。それが、この英語の授業を受ける前であれば、これらは既知の名前として内容の理解も深くなり、その著作をもっと英語で読むように促すことができます。また、この英語授業の数年後にこれらの著作に出会う場合も、一度英語の教科書で読んだことがあれば、一層の興味を持って読むことができるでしょう。このような点と点がつながるような体験は大学生の学習過程に、知的な刺激を与えてくれると思います。

もう一つの利点は、英語を母語としない人の英語著作や、良質な英語翻訳が含まれていることです。リーディング教材を英語母語者の著作に限定すると、英語圏の文化的なバイアスやイデオロギーが、教科書に潜在的に入り込んでしまう危険性があります。世界には、英語を母語とはしないが学術的な活動を部分的に英語で行うという人の方が圧倒的に多いし、私の学生たちもまさにそのような人たちです。彼らには、英語母語者以外の英語著作を読む必要がある機会は多くあると考えられます。英語母語者が書いてはいても、内容の薄い教科書が数多く流通する昨今、英語の教科書にこのような英語を母語としない人の書いた、高度な内容のものも含めたという編者の選択には感動を覚えます。

最後にもう一点、この教科書の使いやすさを指摘しておきます。各チャプターには一つのテーマのもとに、三つのリーディングが集められています。つまり三つの異なる視点が与えられているのです。このことが読後のディスカッションを活性化してくれました。三つのうち、どの視点に最も共感するか、などの簡単な質問から始めると、ディスカッションが苦手な学生でも、発言しやすくなります。また、共感できない視点に対して反論してみてください、と促すと、学生の議論も活発になりました。

以上のように、このテキストは、教員の準備・使い方次第で、内容の濃い授業を組み立てることができる優れた素材であると思っています。



 
 

Longman Academic Reading シリーズ

 
52000CoursePARENTアカデミックな英語を読む力を養う5レベルのシリーズです。関心の高いトピックを取り上げるとともに、語彙力、ノートのとり方や批判的思考力を学習します。さらにChapter毎の巻末ではテーマに関連したディスカッションやライティングコーナーを設け、学習者の総合的な英語力の向上を図ります。指導者の方について学習するテキストとなっておりますので、解答はついておりませんのでご注意ください。大学・大学院レベルの英語文献読解力を養うテキストとして最適です。





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